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『かもめ食堂』のアアルト家具

遅ればせながら、映画『かもめ食堂』をDVDで観ました。

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北欧・ヘルシンキでカフェ(←正確には食堂w)をオープンするという、いかにもいまどきの女子うけしそうな設定に、片桐はいり→室井滋にすれば『やっぱり猫が好き』なキャスティングと、ちょっと狙いがバレバレな気がして食指が動かなかったのですが、評判はすこぶるよろしいようなので、観てみた次第ですw

で、観おわった感想は、評判どおりよかったですねぇ♪
なにか大きな出来事が起こるわけでもなく、淡々と、そしてまったりとストーリーが進んでいくのですが、そんなゆる〜い空気感を狙っていることを分かりながらも、はまってみるとけっこう心地いい(^ ^)

サチエ(小林聡美)がなぜヘルシンキで現地の人相手に日本の家庭料理の店を始めたのか? という背景を描かないことがこの物語のファンタジー性を増しているのでしょうねぇ。

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さて、このブログ的には、かもめ食堂の家具に触れないわけにはいきませんw
フィンランドと言うことで、予想をはずすことなく、食堂のテーブルと椅子はアルヴァ・アアルト・デザインのartekテーブル(左)とチェアNo.66(右)。

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)とはフィンランドが世界に誇る建築家で、モダニズム建築の巨匠。また、"artek(アルテック)"社は、そのアアルトが自分の家具を販売するために起ち上げた会社です。

積層合板の成形技術と曲げ技法を駆使して作られた、このテーブル&チェアはアアルトの代表作で、人気のある逸品なんですよねぇ。
現地ではどのくらいのグレードかわからないですが、日本ではそこそこのお値段がしますので、弱小食堂には贅沢? という気もしないではないですが。。。(そこは映画ですからねw)
さらに「でもせっかく北欧なんだから、不揃いでいいから、一脚々々アンティークの椅子を使ってくれればいいのに(←もっと贅沢か!?)」と思う私。。。

店のファサード(正面)や店内の腰壁の水色遣いは北欧らしいイメージで○。
そうそう、女性に人気のフィネル社のコーヒーポット(designed byアンティ・ヌルメスニエミ)も飾られていて、押さえるところは押さえてますねぇ(笑)

そのほか、マーケット(市場)や路面電車など街の風景、港のかもめ、ムーミンの故郷たる森林など、まだ見ぬ街の風情を満喫できます♪

北欧好き、インテリア好きでまだ未見の方は、ぜひ観てみてください。

中古家具オークションに行ってきた

先日紹介した、デンマーク・アメリカ中古家具オークション『デコデモデ・ホールセールオークション Vol.18』に行ってきました。

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場所は、JR八王子駅からバスで20分強のところにある倉庫の一角。
横浜からだとけっこう遠いなぁw

デンマーク、アメリカ(軍放出品含む)製の中古家具が約1,200点が所狭しと並び、なかなか壮観。これだけの数の中古家具をいっぺんに見れる機会はそうはないので、テンション上がりまくりです(笑)

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さて、オークションの手順は、ここで気になる家具をチェックした後、入札し最高値だったら落札という一発入札方式。入札最低価格はそこそこのお値段が設定されているので、「破格値でゲット!」という可能性は低めですw

まず椅子から物色。カイ・クリスチャンセン・デザインのダイニングチェア(↓左)やイームズのシェルチェア(右)などに心惹かれましたね。

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↓ボーエ・モーエンセンのソファは、知らなければ古びたソファそのものですけどね(笑)

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そのほか、チーク製のチェストなどが豊富で、目移りします。
また、小ぶりなサイドテーブルやネストテーブルになかなかいいものが揃ってたと思いますよぉ。

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個人的な感想としては、やはりアメリカンより北欧モノの方が好みだなぁと。
造りが細かいんですよね、北欧家具は。

ただ、なかなか目利きは難しいですよねぇ。
日頃いかに店側がつける値札情報に頼っているか、が再認識されますw

次回は7月19日(土)〜20日(日)開催だそうです。
今回入札までには至らなかったので、また次回足を運んでみたいなと思います。(ただ、遠いからなぁ。。。)

くわしくはこちら。

デンマーク中古家具オークション

先日見つけたのですが、際コーポレーションが主催するアメリカ・デンマーク中古家具オークション『デコデモデ・ホールセールオークション Vol.18』が、今週末(5/17〜18)に開催されるそうです。

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アメリカ、デンマークから直接輸入された60年代〜70年代の中古家具が約1200点が出品され、それらを集めた倉庫を自由に見て回った上で、入札するそうです。

際コーポレーションといえば、家具屋的には、学芸大学の「OTU FURNITURE」や渋谷の「DEMODE9」、福生の「DEMODE福中」などを運営している会社さんです。
(もっとも本職は「紅虎餃子房」「万豚記」などの飲食業)

デコデモデ・ブランドで良質な中古家具を提供している会社さんだけに期待できると思いますよ。
場所は八王子。福生からも近いですね。
また、オークション形式のため、人気薄な商品なら破格値での購入も可能かも!?

私も参加することに決めました♪
参加は、HPからの事前予約(無料・17日まで)が必要です。

くわしくはこちら。

気になる方は、まだ間に合いますので、すぐお申し込みを。
ちなみに、隔月開催らしいので、7月にも開催されるかと。

また、実際に行ってみた模様はのちほどレポートしたいと思います。

IKEA家具のポエング

IKEA(いけや)の家具の中でも、超ベストセラーのアームチェアPOANG(ポエング)。

ポエング

成型合板の使い方など、北欧家具らしいデザインだなーと思っていたのですが、なんとデザイナーは日本人だそうです。

その日本人デザイナー中村曻(のぼる)氏は、昭和30年代に旭川の家具メーカーに勤めたあと、昭和44年にストックホルムへ。3年ほど美術工芸大学などで家具・インテリアを勉強した後、IKEA(いけあ)に入社。
6年間のIKEA(いけや)在籍中、110点のデザイン案を出して、29点が製品化され、その一つがポエングであり、また別の一つがクリッパン(ソファ)とのこと。

ポエングの大きな特徴のひとつである、カバーを外して洗濯できるというのは、日本の社長椅子の白カバーから思いついたそうです。

製品化から30年経ったいまも、ポエングは淘汰されることなく、売れつづけているわけで、同じ日本人としてちょっと誇らしい気もしますねー♪

ちなみに、以前TVで、サッカー日本代表・高原直泰のドイツ・フランクフルトの自宅を公開しているのを見ていたら、愛用のチェアは赤レザー張りのポエング(POANG)でしたよ。

IKEA(いけや)の国別売り上げ順位の1位はドイツですからね。
高原もきっとドイツのIKEA(いけや)に行って購入したのでしょうw
日本人がデザインしたと知ったら、高原も驚くかもしれません。

IKEAのオンラインサイトはこちら。

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Profile

CHARA。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。
横浜にIKEAがオープンしました!

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